ロゴ作成に興味がある方は必見!ロゴを作成する基本的なコツなどを詳しく紹介

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現在、ロゴの作成に興味はあるものの、作るのは難しいとイメージされている方もいるのではないでしょうか。ロゴ作成はいくつかのコツを知っていれば、ロゴ作成の経験がない方でも多くの人に高評価されるようなロゴを作る事もできるのです。

そこで今回は、ロゴ作成に必要な基本的なコツやロゴ作成の手順などを紹介していきます。ロゴ作成にチャレンジしたいという方は参考にしてみて下さい。

ロゴのレギュレーションを意識して作成しよう

ロゴを作成する際のコツその1:シンプルにする事を意識する

素晴らしいと思われるロゴに共通して言えるのが、とてもシンプルであるという事です。ロゴのデザインを手掛ける際、「何かが足りないのではないか」という思いが強いと、つい様々な要素を加えたくなるものです。ただ、色々と付け足されているロゴは、かえって人々にマイナスなイメージを与えてしまう可能性があります。

シンプルに仕上げるという事は、実はロゴ制作の経験が豊富なプロでも難しい技術なのです。余計な要素を省き、最も伝えたい事が何なのかを明確に表現しているロゴが、見る人の心に強い印象を与えるのです。だからこそ、いかにシンプルであるかという事はロゴ制作においては大切な要素と言えます。

ロゴを作成する際のコツその2:単色でも伝わるように制作する

ロゴの作成において、色のイメージはとても大切な要素ではありますが、色に固執しすぎてデザインを作成してしまうと、想定外の場面で不都合な事態に陥る可能性もあります。制作したロゴは、いつどのような場面や場所、状況で使われるか分かりません。

例えばカラーで見ると素晴らしいデザインでもモノクロで見ると、何をアピールしたいのか分からないような使い勝手の良くないロゴになってしまう事もあるのです。そのため、ロゴを作成する場合は、たとえ単色であっても明確に何を表現しているのかが理解できるデザインを意識しながら作成する事も大切です。

ロゴを作成する際のコツその3:読みやすいロゴを作る

ロゴ作成における最も基本的な要素と言えるのが、誰にでも読めるロゴを作るという事です。デザインが複雑すぎて何と読むのか分かりにくいようなロゴは、見た目がどんなに優れていてもロゴとしての役割を果たしているとは言えないでしょう。

また当たり前の事ですが、クライアントが要求していないにも関わらず、勝手に文字のデザインを変更したりするのは避けるべきです。また正確な綴りとは異なる綴りを記してしまったりというような初歩的なミスはないようにする事もロゴ作成では大切です。

ローマ字表記又は漢字表記なのか、あるいは両方とも用意してほしいのかなど、ロゴ作成では事前にクライアントの意向を確認しておくようにしましょう。

ゴシック?それとも明朝体?ロゴを作成する場合はフォントにこだわろう!

ロゴの作成手順その1:はじめにシンボルを決めておく

ロゴを作成する場合、はじめにモチーフとなるシンボルを決めておきましょう。シンボルを最初に決めておく事でロゴデザインがまとまりやすくなるというメリットがあります。また「何をアピールしている商品なのか」、「どんな事業を展開している企業なのか」という事が、見る人にとっては理解しやすくなります。

ただ、シンボルの数が増えていくと全体的に締まりがなくなる可能性もあるため、なるべく1つに決めておくのが理想的です。一方、ロゴ作成では例えばステーキをメインに料理を提供しているお店であれば、ステーキの形をモチーフとしたロゴにすれば良いと考えてしまうのは短絡的と言えます。

実際はステーキ以外にもおすすめの料理があり、厳選されたこだわりのある食材を使用している事を最もアピールしたいと考えているクライアントもいるかもしれません。その場合はステーキではなく、こだわりの食材を使用している事が伝わるようなロゴデザインに切り替える必要があるのです。

企業や商品にとってロゴは顔のようなものであり、名刺の役割も担っていると言えます。「クライアントが最も大切にしている事は何なのか」、「何を世間にアピールして行きたいのか」などモチーフとなるシンボルの決定は重要な工程でもあるので、決して自分のセンスだけで決めるのは避けるべきでしょう。

可能であれば、この工程で時間をかけてクライアントから丁寧にヒアリングを行うのがベストです。

会社のロゴを作成するときに重要なポイント

ロゴの作成手順その2:決定したシンボルと企業を組み合わせて構成する

モチーフとなるシンボルが決定したら、対象となる企業又は商品と、どのように組み合わせていくのか構成を作っていきます。シンボルの中にタイトルを入れる形にするのか、タイトルの最初の文字をシンボルマークにするのかなど、デザイナーとしてのセンスが問われる作業です。

ロゴとして素晴らしいデザインになっているかどうかは、この段階までで9割以上決まってしまうとも言われています。ここまでの工程はコンセプトを集約させる作業でもあり、芸術的なセンスはもちろん、必要な情報を取り入れ、不要なものは取り除くという高いレベルの知力が求められてきます。

ここでいかにしてクライアントが満足できるようなロゴデザインを提示できるかが、他のデザイナーと差が付けられるかどうかのポイントとなるのです。

ロゴの作成手順その3:字体及びカラーを決める

全体の構成が固まったら、次は字体やカラーを決める作業に入ります。例えば強烈なインパクトのある男向けの商品をアピールしたいと考えているクライアントに対して、細い字体を使ったりするなど女性らしい雰囲気を感じるようなロゴを提示しても、素直に受け入れてくれるのは難しいでしょう。

字体やカラーを決める場合は、クライアントが重視している雰囲気やイメージを最優先に考えて表現するよう意識する事が大切です。

ロゴの作成手順その4:細かい部分を仕上げる

細部を仕上げる段階では、違和感を修正したいという感覚を最大限、研ぎ澄ませられるかが重要なポイントとなります。もしわずかな差でどちらの方が良いか迷った時には周囲の人に意見を求める事も大切です。ただ、周りの意見を参考にしすぎて色々と装飾を付け足してしまうと、元々イメージに近いロゴだったものから遠ざかってしまう可能性もあります。

あくまで「クライアントにとって必要な事がきちんと表現されているか」を基本的な考え方としてクオリティを高めていき、ロゴ全体をブラッシュアップしてくのが良いでしょう。

ロゴ作成には感覚的な能力だけでなく理論的な能力も必要

今回紹介したロゴ作成に必要な基本的なコツやロゴ作成の手順をしっかり理解できれば、初心者でも簡単にロゴの作成ができます。ただ、ロゴ作成のプロを目指すのであれば、芸術的なセンスだけでなく、クライアントの要望などをしっかり把握して重油な情報をまとめる力や不要なものを判断できる能力も必要です。

ロゴ作成は感覚的な能力と理論的な能力、両方が求められるとてもハイレベルで繊細な仕事と言えるでしょう。